洋服やバッグのファスナーが突然閉まらなくなったり、スライダーが外れてしまったりと、ファスナーのトラブルは意外とよく起こるもの。
そんな時に役立つのが、身近な100円ショップで手に入る修理アイテムたちです。
「修理って難しそう」「道具がそろっていない」と感じる方も、100均で揃えられる手軽な道具ならチャレンジしやすく、コスパも抜群。
この記事では、100均で手に入るファスナー修理グッズの選び方と、トラブル別の使い方のコツをわかりやすく解説します。
100均で揃う!ファスナー修理アイテムとは
100円ショップには、ちょっとした不具合に対応できる便利な道具が揃っています。
特にファスナー修理用のグッズは、種類も増えており、用途に応じて選ぶことができます。
スライダー交換タイプ
スライダー(引き手部分)が壊れたり外れたりしたときに便利なのが、スライダーの代替パーツ。
ドライバーなしで取り付けられる「はめ込み式」のものもあり、工具不要で初心者でも扱いやすいのが魅力です。
リュックやポーチなど、スライダーだけが不具合を起こしているときにおすすめです。
ファスナートップ修理パーツ
ファスナーの上止め部分が外れてしまった場合に使用。
滑り止め付きのパーツで再度止めを作ることができ、開けすぎて外れるのを防ぎます。
ズボンやスカートなど、開閉範囲が限られているファスナーに適しています。
ファスナースライダーカバー
壊れていないけど開け閉めしづらい…そんなときには、スライダーに装着するカバーで握りやすさをアップ。
デザインも豊富なので、お子さんの持ち物にもおすすめです。
カバーを変えることで見た目のアクセントにもなります。
補助道具(ペンチ・糸・針・接着剤など)
簡単な修理でも、細かいパーツを扱うために必要な補助アイテムは持っておくと安心です。
ソーイングコーナーやDIYコーナーにあるアイテムを併用すると、よりしっかりとした修理が可能になります。
応急処置だけでなく、仕上がりの質を高めるのにも効果的です。
修理したいファスナーの状態をチェック!
修理アイテムを選ぶ前に、まずはファスナーのどこが壊れているのかを確認することが大切です。
状態に合わせた対処をすれば、無理なく修理できることがほとんどです。
スライダーが割れた・外れた
→ はめ込み式スライダーや交換用スライダーを使う
ファスナーが閉まらない
→ スライダーが緩んでいる場合が多いので、ペンチで軽く締めることで改善するケースもあります
止め金具が外れた
→ トップストップパーツや糸での仮止めで対応可能
スライダーのつまみが取れた
→ ファスナーカバーやキーホルダーで代用する方法も◎
ファスナーの種類(コイル、ビスロン、金属)によっても使えるアイテムが異なる場合があるので、可能であれば壊れた部分を写真に撮って持参すると、売り場で選びやすくなります。
また、開閉のたびにひっかかる・硬いといった軽度の不具合は、潤滑剤スプレーやロウを使って滑りを改善する方法もあります。
これらも100均で揃う便利アイテムです。
修理のコツとちょっとした工夫
100均アイテムを使ったファスナー修理は、手軽ですがいくつかのポイントを押さえると仕上がりがより良くなります。
1. 無理に力を入れない
ファスナーは構造が細かいため、力任せにするとさらに破損する恐れがあります。
小さな動きで調整するのがコツです。
焦らず丁寧な作業が成功のカギです。
2. ペンチを使うときは布をかませる
金属のスライダーを締めるときには、布をあててペンチを使うことで、パーツに傷をつけずに作業できます。
見た目をキレイに保ちたい方には特に重要なポイントです。
3. 一時的な対処としての活用も◎
旅行や外出先で壊れた場合など、完全な修理が難しいときには、100均アイテムで応急処置をして、後日しっかり直すという使い方もおすすめです。
予備としてカバンに一つ入れておくと安心です。
100均のおすすめ売り場はここ!
ファスナー修理に使えるグッズは、次のようなコーナーに置かれていることが多いです。
- 裁縫コーナー(スライダー、糸、針、補修布)
- DIYコーナー(ペンチ、ミニドライバー、工具類)
- バッグ用品コーナー(ファスナーカバーや引き手のパーツ)
- 自転車や旅行用品コーナー(簡易補修シールやキーホルダー類)
店舗によって品揃えに違いがあるため、何軒か見比べてみるのもおすすめです。
また、最近ではSNSや100均公式アプリで新商品が紹介されることもあるので、チェックしておくと便利です。
まとめ
ファスナーの不具合は誰にでも起こる身近なトラブルですが、100均アイテムを使えば簡単に、しかも低コストで対応できます。
症状を見極めて適したアイテムを選ぶことが、成功のカギです。
難しそうに見える修理も、ちょっとした工夫と手軽な道具でぐっと身近になります。
お気に入りの服やバッグを長く使うためにも、ぜひ100均アイテムを活用してみてください。