玄関の階段やお風呂場、ベランダなど、「ここちょっと危ないかも」と思う場所って案外多いものです。
そんなときに便利なのが、ダイソーで手に入る滑り止めテープ。
100円商品とは思えないほどしっかりしていて、使い方次第で家の中の安全性がぐんとアップします。
この記事では、ダイソーの滑り止めテープの種類や貼り方、実際にどんな場所に使えるのか、使用時のちょっとしたコツまで、実体験を交えて詳しくご紹介します。
ダイソーの滑り止めテープってどんなもの?
滑り止めテープとは、その名のとおり「すべりを防ぐため」の粘着式テープ。
ダイソーでは、シート状のものやロール状のものなど、数種類が販売されています。
表面がざらざらしていて、靴下や靴の底でも滑りにくくなる構造。
裏側はシール状になっていて、好きな場所に貼るだけで使えるのでとても手軽です。
主な種類
- 屋内用の透明タイプ:お風呂場や洗面所など、目立たせたくない場所に
- 黒やグレーの耐久タイプ:屋外や階段など、靴で歩く場所にしっかり対応
- シート型(カット済み):カット不要ですぐ貼れる
- ロールタイプ:自由な長さにカットでき、広範囲にも対応
用途に合わせて、色やサイズを選べるのも嬉しいポイントです。
最近は「滑り止めテープ」以外にも「滑り止めシート」や「耐震マット」として展開されている商品もあり、目的に応じて選ぶ楽しさもあります。
基本的な貼り方とコツ
使い方はとても簡単ですが、貼り付ける前の準備がとても大切です。
剥がれにくくするためにも、以下の手順で進めるのがベストです。
手順1:貼る面をキレイにする
貼る場所にホコリや水分、油分が残っているとすぐに剥がれてしまいます。
乾いた布でしっかり拭き取るか、軽く脱脂しておくのがおすすめ。
手順2:貼る場所に合わせてカット
ロールタイプの場合は必要な長さにカットしておきましょう。
カーブのある場所に貼る場合は、少し短めにすると角が浮きにくくなります。
手順3:ゆっくり空気を抜きながら貼る
空気が入るとそこから剥がれやすくなるので、端から少しずつ押さえながら貼っていきます。
しっかり貼りつけたあとは、上から手や布で押し付けて密着させるとより効果的です。
実際に使えるおすすめの場所
ダイソーの滑り止めテープは、工夫次第でいろんなところに使えます。
以下は、実際によく使われる場所とその理由です。
階段(屋内・屋外)
雨の日などは滑りやすくなりがちな階段。
段の縁に貼っておくだけで安心感が違います。
特に高齢の方や小さなお子さんがいる家庭では効果絶大です。
お風呂や洗面所の床
透明タイプなら目立たず使えるので、見た目を損なわずに安全対策ができます。
濡れた足でもしっかりグリップしてくれるのが嬉しいところ。
ベランダや玄関のたたき
靴のまま歩く場所でもしっかり貼りつき、剥がれにくいのが特徴。
外から帰ってきたときの「ツルッ」に備えておくと安心です。
子どもの椅子やステップ台の裏
脚の裏に貼れば滑り止めになるほか、床のキズ防止にもなります。
カットして貼れるので形も自由自在。
キッチンマットやカーペットの下
ズレやすいマットの下に貼ることで、掃除機をかけてもずれにくくなります。
見えない場所でも実用性は抜群です。
ペットの足元サポートに
フローリングで滑りやすいと感じる場所に貼ってあげると、高齢の犬や猫の足腰の負担軽減にもつながります。
毛が挟まらないよう、周囲をしっかり掃除してから貼ると◎。
作業台や引き出しの底に
DIY作業をする人にとっては、工具がずれないようにするためにも便利。
引き出しの底に敷けば、工具や文具の収納も安定します。
アウトドア用品の固定にも
キャンプやレジャー時のテーブル・椅子の足元など、地面が不安定なときに簡易滑り止めとしても使えます。
軽量で持ち運びもしやすいので、屋外用として準備しておくのも◎。
使用上の注意点と長持ちさせる工夫
100円アイテムといっても、少しの工夫で長く使うことができます。
- 凹凸の多い面や布地には貼りにくいため、なるべく平らで固い面に貼る
- 貼った直後はしばらく触らず、しっかりと接着するのを待つ
- 濡れやすい場所では、定期的に浮きや剥がれがないかチェックする
- 長時間の直射日光にさらすと粘着が弱くなることもあるので注意
- 貼り替えたいときは、ドライヤーの温風を当てながら少しずつ剥がすと、接着剤が残りにくく剥がせます
また、汚れがついたら軽く水拭きするだけでも効果が回復します。
定期的にメンテナンスをしておけば、見た目も◎です。
日用品の「ちょっと困った」を100均で解決したい方には、「ファスナー修理に役立つアイテム」や「エアコン室外機の日除け対策」の記事もおすすめです。
まとめ
「ここちょっと危ないな」と思ったら、まずはダイソーの滑り止めテープを試してみてください。
100円という手軽さで、家の中の安全対策がぐんと高まります。
見た目もすっきり、設置も簡単。
道具いらずでできるのに、得られる安心感は想像以上です。
ちょっとしたひと手間で、毎日の暮らしがより快適になりますよ。
マットなどが滑って困ったときには、ぜひ試してみてくださいね。